サブライズ専科 Fly shop
ニンフシェル・ライト
春夏秋冬、毎日もっと釣るフライ
メイフライやストーンフライニンフは、羽化するまでに5回以上脱皮して成長する。そのニンフが脱いだ外皮がニンフシェル。そのニンフシェルは、いわゆるハッチとは無関係で、年中流下している。だから、ヤマメやトラウトにとってもっとも日常的な食物。
釣るときに忘れてならないこと。それは、ニンフシェルが重くないこと。
ニンフシェルは、水よりも比重がやや軽いのが特徴。だから、川底で脱いだ外皮でも、ゆっくりと浮上して、やがて上層を流下するようになる。このフライは、魚の反応を見て底層だけでなく中層や上層にもドリフトしてみるのがどんどん釣るヒケツになる。なお、ホンモノのニンフシェルにはウイングなどはない。フライの場合鉄の鉤が入って重たい。そこで、少しでも水流にのって軽やかにドリフトするようにウイングをセットしてある。
テイル~アブドメン:ヴェインファイバー「ライトシャック」
セグメント:パールライトスレッド
ソラックス:ラビットヘアー
ウイング:ヴェインファイバー「シナモン」
フック:KT3
ニンフシェルのピンク系バージョン。乾いていると白っぽいが濡れると絶妙。
テイル~アブドメン:ヴェインファイバー「シュリンプシェル」
セグメント:パールライトスレッド
ソラックス:ラビットヘアー
ウイング:ヴェインファイバー「シュリンプシェル」
フック:KT3
水面のトップライズから、ウイングマーカーを使って水中上層から底層のサブライズを釣るドリフティンングフライ。平瀬の川底で産卵を終えたコカゲロウスペントドリフターにマッチするフライ。
コカゲロウの水中産卵は、晴天の昼頃から多くみられるのが特徴。春から晩秋までコカゲロウのハッチがあり、スペントは見えなくても水中ドリフターになっている。また、小型種ほど流下量は多い。
アブドメン:ヴェインファイバー「ラスティライト」
ソラックス:ラビットヘア
ウイング:ヴェインファイバー「ライトケイヒル」
フック:KT3
フタバコカゲロウは、早瀬から平瀬の急流に生息してボトムハッチでイマージャーが流れを浮上する。ハッチ量はとても多いが、ライザーは、サブライズがほとんど。だからシンプルなドライフライで釣るのは難しい。だが、ボトムハッチへの切り札は、ウイングマーカーを使ってのドリフティング。流れの中上層ナチュラルドリフトが簡単に出来る。
シャック:ヴェインファイバー「ダークシャック」
セグメント:パールライトスレッド
ウイング:VF「ダークダン」
このブユラーバフライは、いよいよ困った果ての最後に頼りになる・・・というわけでラストフライ。シンプルなフライながら、ドリフティング釣法にベストマッチで使いやすいヒットフライ。
ブユというのは、一年中ハッチがあり、ラーバ(幼虫)は、早瀬から平瀬流心系の大石や岩盤にビッシリと張り付いている。
そのラーバは、川が安定すると大繁殖。生息地が過密になると、口から絹糸を吐いて自ら積極的にドリフターになって下流へ拡散移動を行う。
だからこの状態のラーバは、ヤマメやトラウトにはとても食べやすいデイリーフード。小さなフライながら、 激スレ大型トラウトへの実績はナンバーワンである。
ボトムから水中羽化でハッチしてくるウスバガガンボのハッチ出来なかったスティルボーンにマッチするフライ。
ウスバガガンボは、春から晩秋までハッチがある。
使うときには、平瀬流心系でアップストリームメイン。フライは、ドリフティング釣法…流れの中上層をナチュラルドリフトで釣る。
テイルシャック:ヴェインファイバー「ダークシャック」
アブドメン:ヴェインファイバー「キナリ」
セグメント:パールライトスレッド
ウイング:ヴェインファイバー「ライトダン」
フック:KT3